京成3700形   北総7300形   北総7800形 







京成3700形概要




1991年3月、成田空港ターミナル直下への乗り入れと北総線2期線開通を機に導入。1991年3月19日より営業運転開始した。

京成の新規製造の通勤車では初めてVVVFインバータ制御を採用した。都営地下鉄浅草線、京急線や北総線への直通運転にも対応している。
同時期に製造された北総7300形は採用色・標記類等が異なるが、ほぼ同一設計である(後述)。

初代3000形から3150形までの赤電形式初期車代替や輸送力増強のため、2002年3月までに8両固定編成15本と6両固定編成2本の計132両製造し、京成通勤車の新しい顔となった。

車号の付番法は3600形と同様に、第1編成は3701〜3708、第2編成は3711〜3718で、末尾9と0は欠番、上野方先頭車の車号で3708編成、3718編成と呼称する。3828・3838編成の2本は6両編成のため、末尾が4と5の中間車は欠番とした。

京急乗入対応仕様のため、先頭車が電動車(Mc車)で、末尾3と6の中間車が付随車(T車)。パンタグラフは下枠交差式を、末尾2・7の車両に2台、4の車両片側に1台搭載した。

制御装置は、前年1990年6月にデビューしたAE100形に引き続き東洋製GTO素子によるVVVFインバータを採用した。付随車に補助電源装置として静止形インバータ(SIV)、COV019-C0(容量150kVA)を、末尾1・4・8に交流電源駆動のCPをそれぞれ搭載した。

駆動装置はTDカルダンとWN平行カルダンの2種が使用されている。主電動機メーカーは駆動装置によって異なり、TDカルダンは東洋製、WN平行カルダンは三菱製。1次車の3728編成までは3600形同様、編成の半数で2種を使用していたが、3738編成以降は編成単位で2種併用することになった。具体的には、3708〜3728編成末尾1・2・4号車および3738・3768・3788・3808・3828・3848・3868編成がTDカルダン・東洋製TDK-6170-A電動機(3848・3868編成はTDK-6170-A1)、その他はWNカルダンで三菱製MB-5041-A電動機(3838・3858編成はMB-5041A2)である。両者とも同一設計で出力は130kW、京成社内でKMM6170と呼ぶ。

起動加速度は3.5km/h/s、減速度は常用が4.0km/h/s、非常用が4.5km/h/s。歯数比は1:6.07である。限流値(電動機に流す電流の量)は73.3A。

台車は電動台車が揺れ枕形ダイアフラム空気ばね・SUミンデン式のFS-547、付随台車がFS-047。

車体は軽量ステンレス製で、帯色は3600形以前のファイアーオレンジ帯にかわりレッド・ブルー 2色のカラーフィルム帯が巻かれ、これが現在の京成標準カラーになった。帯サイズは3500形・3600形より太く、後にデビューした3400形や赤電塗装変更車も同サイズになった。側面は、他社の東急9000系やJR205系等で使用していたビード仕上とした。

先頭車の前面デザインは行先表示器・運行番号表示器・貫通扉・乗務員室の窓が一体化されたほか、貫通扉は非常用とされたため左方に寄っている。3600形や3200・3300形更新車等で採用した種別表示器は当形式でも引き継がれ、貫通扉に設置された。運転台は3600形、AE100形に引き続きT型ワンハンドルマスコンを採用し、モニタ装置を設置した。

冷房装置は集約分散式のCU-716を各車2台搭載。先頭車にラジオ受信アンテナを搭載した。

また、関東の大手私鉄車両では初めて車外スピーカーを各車側面に配置した。

室内は3600形とは異なり、アイボリーホワイト模様入りの化粧板にダークピンク色のシート、床材はベージュ濃淡という配色になり明度をあげた。天井構造は平滑化され、冷房時の補助送風機は従来の首振扇風機をやめラインデリアを初採用。

その他M車のモーター点検蓋の廃止、客用座席仕切り板の設置、各扉部にLED案内表示機の設置等、京成では初採用した事項が多い。


デビュー間もない頃の3700形3711

八千代台    1991年3月21日


外観は、3600形や3200形更新車等で採用した前面種別幕を引き継いだ点以外、正面・側面スタイルや帯カラー等一新し、次世代京成車両の基礎となった。


3700形3728車内

2008年4月14日

3728は1991年4月に製造した1次車。
内装もアイボリーホワイトの壁面や袖仕切、ベージュ系の床面、平天井にしたのに伴いラインデリアの初採用等、従来の京成車のイメージを一新した。1次車は天井の冷房機循環機が大型のものを使用しているのが特徴。
撮影時は製造から17年経った頃でシート生地はダークピンク色からラベンダー色に変更済。




3700形は製造期間が11年と長く、その間に以下のようなマイナーチェンジが行われた。




1次車(3708〜3728編成)

1991年3月に3708・3718編成、1991年4月に3728編成といった順で8両編成3本新製。これにより非冷房車で残存していた赤電形式の3000形全車と3050形3075〜3076、さらに京急からのリース車両である1000形1037〜1040を置き換えた。

3700形1次車と北総7300形7308・7318編成は車外スピーカーの乗降促進チャイム音が3400形・3500形更新車、当形式2次車以降とは異なる。
この24両の新製以後はAE100形を主に増備していた為、一旦生産を中断した。

デビューから日が浅かった頃の3728

船橋競馬場   1992年11月3日







2次車(3738〜3748編成)

1994年12月中旬、1次車の3728編成以来3年8ヶ月振に3700形3738編成を新製した。続いて1995年2月上旬に3748編成を新製。以後、年間8両〜16両平均でコンスタントに3700形を新製した。

前述のとおり同グループより編成単位でのTDカルダン・WNカルダン、及び東洋製モーター・三菱製モーターの併用はやめ、TDカルダン編成=東洋製モーター、WNカルダン編成=三菱製モーター編成として分類し、これは次期通勤形の新3000形でも継続している。


その他、1次車の3708編成〜3728編成との差異は以下。


・正面にスカートを設置した(1次車でも後に設置)。

・3400形と同様に先頭車に車いすスペースを設置した。

・室内の冷房装置フィルターを小型化した。

・前面種別表示器周囲の凹凸がなくなり、平面化した。

・行先表示器・種別表示器の書体は小文字併用の英字併記細ゴシック体を採用した(1次車でも後に変更)。

・発車予告の車外放送に音量調整機能(大・中・小)を追加した(検査時に音量調整なしの出力増幅器になる場合もある)。同時に乗降促進チャイム音を3400形と同様のものに変更した。

・車掌台側設定器の上にカバン置き台を新設した(1次車でも後の改造で施工)。

・前面窓ガラスと計器盤の隙間に物を落とさないようにゴムを取り付けた(1次車でも後の改造で施工)。

・乗務員室仕切扉下部へのルーバー取り付けと、それに伴い仕切り扉の遮光板を遮光幕に変更した。

・ 車掌台と運転台の各足元に暖房器を増設した。


前面スカートに関しては、両編成とも六角形のタイプを搭載していたが、1995年4月に3748編成、1995年5月に3738編成がそれぞれ現行の逆台形タイプに変更。1次車でも1995年夏に逆台形タイプのスカートを設置し、以後新製した3700形はすべて同タイプのスカートを採用した。


.種別・行先表示器については1998年11月18日の ‘エアポート特急‘運転開始時のダイヤ改正を機に交換した(種別表示器は2002年10月ダイヤ改正による新種別登場により再度交換)。



新製直後、六角形スカートを装着していた頃の3731

京成高砂    1995年1月21日

スカート装着のほか、種別幕・方向幕の字体が変わり、種別幕まわりが平面化された等、1次車と外観印象が多少異なった。


車椅子スペースを設置した2次車車内

3731にて   2006年12月18日

1次車とは、車椅子スペースのほか天井冷房機循環機が小型化した点が異なる。
撮影時の3731は、新製から丸12年経った頃で2007年夏にシート生地をダークピンク色からラベンダー色に変更した。


新製から数ヶ月で逆台形タイプのスカートに変更した3731

谷津    1995年7月7日

3731は1994年12月に新製し、撮影時は新製から7ヶ月後の姿。
現在とは停車駅の異なった‘通勤特急‘の種別幕も懐かしい。










3〜5次車(3758〜3818編成)


3次車は1995年12月〜1996年3月に新製した3758編成〜3788編成が該当する。
同グループから室内シートがオレンジ模様入りの個別シートを採用、それに伴いシート袖仕切形状が若干変化した。外観は新製時より逆台形タイプのスカートを装着。乗務員室の電圧計の設置位置を窓内側から壁側に移動した。
1995年度は3100形の置換と、競合する東葉高速線開業に対抗する時分短縮を目的に一挙32両が増備され、翌1996年度の増備はなかった。

1997年5月末に4次車の3798編成が3次車と同仕様で新製。その時点で3700番台の番号は埋まり、以後の製造分からは3800番台を付与することとなり、1997年12月に3808編成が落成した。この編成は3798編成と同様に4次車であり変化はない。

1998年11月に3・4次車と同じ仕様で5次車にあたる3818編成が落成した。この時点で3700形は8両編成12本、計96両になり、当時の3500形と同じ車両数になった。



3次車3781

京成高砂   2008年2月3日



4次車の3798

八広   2007年3月27日

この編成をもって3700番台の車号は埋まった。


オレンジ色個別シートを採用した3〜5次車の車内

北総7800形7801にて(京成3801をリースした車両)

2007年4月2日

写真のオレンジ色模様入個別シートは、北総にリースした3808編成(北総7808編成)を最後に2007年12月をもって全車、ラベンダー色パッケドシートに交換し消滅した。


3800番台に突入した5次車3818

京成津田沼   2008年8月14日











6・7次車(3828〜3848編成)


2000年1月に落成した3828編成と同年2月に落成した3838編成は、6次車としてこれまでにないマイナーチェンジを行なった。両編成共3700形としては初の6両固定編成で落成し、千葉線や千原線での運用も可能になった(末尾4,5は欠番)。


5次車と相違点は以下。

・前面ヘッドライトを上部左右に配置し、急行灯は後部標識灯と縦並びにして腰部左右に配置した。

・正面運行番号表示器をマグサイン方式からLED方式に変更した。

・連結部に転落防止幌を設置したのに伴い、妻窓を廃止した。

・パンタグラフは下枠交差式から3500形更新車で実績のあるシングルアーム式に変更した。

・扉開閉装置に戸閉め弱め機能(閉扉後6秒間は戸閉め押さえ力を弱め、旅客の戸挟み逸走事故を防止する機能。開放スイッチ装備)付のものを新規採用した。このため、それまでの1〜5次車とは扉開閉の動作音も異なる。

・側扉窓の押さえ金具を、車内側平滑化のため内ばめから外ばめに変更し戸袋巻き込み事故防止を図り、あわせて扉からの隙間風防止のために戸袋内に隙間風防止ゴムを取り付けた。

・室内座席の袖仕切りを大型仕切り板化した。

・室内の座席はオレンジ色模様入りの硬調個別シートから、1999年11月以降出場した3500形更新車で実績のあるラベンダー模様入りの軟調個別シートに変更した。

・貫通扉の窓が大型化され、乗務員仕切り扉と共に化粧板仕上げになった。


2001年1月に、6次車とほぼ同仕様で7次車の3848編成が8両固定編成で落成した。これにより、2001年5月をもって北総にリース車以外の3150形が全廃となった。

6次車3828

京成船橋    2008年1月1日

西暦2000年代に入り、3700形はヘッドライトを上部左右に配置し急行灯・尾灯を
腰部に配す等、マイナーチェンジを行った。前面のほか、側面扉部も異なっている。
写真の3828編成は6両固定編成で、本線や千葉線普通運用主体となっている。


3831車内

2007年3月26日

車内もラベンダー色の軟調個別シート採用やベージュ色模様入大形袖仕切の採用により従来の3700形とは印象が異なっている。後者は後にデビューした新3000形でも採用した。
前者は、3500形更新車3549〜3550で1999年11月に初採用済し、新造車にも行き渡
った。



3731車椅子スペース部

2007年3月26日

車椅子スペース箇所のみ、大形袖仕切は設置せず、5次車以前の車両に近い小形タイプ壁面同色デコラ貼の袖仕切りを採用した。



3838妻面・貫通扉

2007年7月5日

6次車以降は妻窓を廃し、貫通扉も壁面同色デコラ貼とし窓も拡大した。扉は自動開閉となった。


3838先頭部

2007年7月5日

6次車以降は乗務員室扉も壁面同色のデコラが貼られた。


8両で新製した7次車3848

京成八幡    2008年6月16日







8次車(3858〜3868編成)

8次車京急空港線羽田空港への直通列車の増発やの8両化推進を目的に、2001年8月に3858編成が落成した。この編成より、京成のグループシンボルマーク導入に伴い、従来側面に貼付されていた筆記体書体の‘Keisei‘ロゴプレートが廃止され、‘K▼SEI GROUP‘ロゴのみが貼付された。なおこのグループシンボルマークは、2001年3月より同社ほか京成グループの新京成・北総などの車両に、既存社名標記とともに貼付されている。その他の6・7次車との相違点は室内の個別シートを廃し、ラベンダー色模様入り区分なしのロングシートを採用した。座席生地色は6・7次車と同一である。

当初、2001年度(2001年4月〜2002年3月)の事業計画では3200形初期車の置き換え関係で3700形8次車8両編成1本と6両編成2本を導入する計画であったが、芝山鉄道開業(2002年10月27日に開業)も間近で、同社に既存の京成車(3600形)を8両1本リースすることが2001年度下期前半に決定したことから、8両編成2本の導入になった。

3700形の最終編成となったのは2002年3月の3868編成である。同編成ではラベンダー色模様入りのバケットシートが採用された。座席生地は6・7次車と同色である。バケットシートについては、3300形の3313〜3316編成で2001年8月のシート改造時に試用されたものを元に採用し、以後個別シートを使用していた3700形3〜5次車も同タイプのバケットシートに改造されたほか、3500形更新車でも同シートへの改造が進行している。

8次車3858

京成八幡    2008年1月23日

3858編成も3848編成同様に8両固定編成で2001年8月に新製。



8次車3858側面

青砥    2008年7月22日


3858編成から、側面プレートは車号のみとなり、Keisei表記のプレートは廃止した。



3852シート

2007年2月14日

7次車で2001年8月に新製した3858編成は個別シートをやめ、1・2次車同様の分別なしのタイプとなったが、ラベンダー色生地は継続して採用した。




8次車3861

国府台〜市川真間    2007年5月16日

3868編成は3700形最終新製車として8両固定編成で2002年3月に新製。6次車以降、ヘッドライトが上部左右にある3700形の8両固定編成も3本となった。


3864車内

2007年3月16日

3868編成で、ラベンダー色パッケドシートを新製車で初採用した。











現在までの主な動き・改造・特筆事項等



1991年3月19日の成田空港ターミナル直下乗り入れ時に伴う改正から、1995年4月1日の千葉急行線大森台〜ちはら台間開通に伴うダイヤ改正までは、定期運用で京成車8両が京急久里浜線三崎口まで乗り入れていた。当該運用は3700形が使用する機会が多く、当時最新だった1次車がその運用によく使用した。1994年度に新製した2次車も落成後の営業運転開始日から改正直前までこの運用に使用した。尚、車両運用上で赤電形式で先頭車前位台車にモーターを装着する車両(3100・3150形・3200形8M車等の8両)が使用されることもあった。

又、1991年3月31日から京急線羽田駅(現天空橋)が開業した前日の1993年3月31日までは、京急川崎から都営浅草線、京成押上線を経て、北総・公団線(公団線は2004年7月に千葉ニュータウン鉄道と社名変更)千葉ニュータウンに乗り入れる5社直通運用運用に平日は京成車8両編成も使用しており、この運用も3700形が使用する機会が多かった。

京急川崎〜千葉ニュータウン中央間の5社直通運用に就いた3728

京急川崎     1991年8月29日

撮影時は3700形デビュー間もない頃。
京急線京急蒲田以南に入る京成車の定期運用は1998年11月18日の羽田空港ターミナル直下乗入に伴うダイヤ改正で消滅した。





1995年6〜8月に1次車の3708〜3728編成に前面スカートを設置した。

スカート設置により外観上は2〜5次車と大差が無くなった3728

穴守稲荷   2006年10月26日



2001年3月に、当時在籍していた3848編成までの車両で、従来の'Keisei'ロゴを残した上 'K▼SEI GROUP' ロゴを側面扉横に配した。


2002年10月〜2005年5月に3〜5次車(3758編成〜3798編成・3818編成)の座席をオレンジ色模様入りの個別シートから3868編成と同様のラベンダー色模様入りのバケットシートに変更した。後述する北総にリースした3808編成は2007年11月に施工した。


ラベンダー色パッケドシートに変更した3791車内

2008年6月17日


3808編成は2003年1月末に帯色と側面プレートを変更した上で北総にリースしたため、京成からは除籍となった(後述)。

安全強化の為、2004年4月〜6月に室内照明の蛍光灯を昼白色から白色・飛散防止タイプのものに変更した。

2004年6月から3708編成を最初に、車内ドア上部のLED案内表示器が新3000形と同じスタイルのものに交換され、2004年秋までに1次車3708〜3728編成で交換済。
2006年12月以降は、3738編成を皮切りに2次車以降の交換も始まり、1次車が全てのドア上に設置しているのに対して、2次車は3400形同様の千鳥配置となり、非設置箇所は広告枠を設けた。2008年6月中旬現在、3738〜3788編成で交換済。


2005年7月以降、3738編成を皮切りに1〜5次車(3708編成〜3818編成)で、各車両連結部にて転落防止幌設置工事が開始され、2007年3月に3758編成を最後に完了した。


2005年10月から3708編成を最初に区分なしのダークピンク色生地ロングシートを使用してきた1・2次車の座席生地の交換(6次車以降や新3000形同色のラベンダー色模様入りで区分なしの3858編成同タイプに交換)が行われた。3708編成は編成単位で行われたが、3718編成からは上野寄から2両づつ交換し、2008年3月末で3748編成の3741〜3742を最後に完了し、3700形のシート色は統一した。

マナー強化のため2005年12月〜2006年1月に優先席付近の吊革をオレンジ色タイプに変更した。

2006年末より、6・7・8次車の転落防止幌を外し、2007年夏以降、定期検査に入った車両から、新3000形4次車以降同様の小型タイプの幌を設置しており、2007年8月に3868編成で再設置した。



2007年2月上旬以降、3718編成を皮切に外部の前面、及び側面の行先・種別表示を従来の幕式から3色LEDにする工事を開始した。正面運行番号表示器はマグサイン表記のままで工事を行った。工事進行として、2007年3月下旬に、3708編成と3728編成で施行し1次車は完了。2007年9月以降は3748編成をはじめ2次車以降でも順次工事を行い、2008年6月中旬時点で3708編成〜3788編成で完了している。尚、2008年1月〜2月に工事済の1次車3708編成〜3728編成で運行番号表示もマグサイン表記からLED表記に変更した。
3色LEDの文字は新3000形と同じで、非営業運用の‘回送‘や‘試運転‘は行先表示箇所に表示することになった。



2008年4月に、3708編成で新3000形同様に室内の8人掛シート・車端部優先席の中央に棒を設置する工事を行った。他編成も順次同工事を施工する公算が高い。



3700形のトップを切り行先・種別表示のLED化を行った1次車3718

京成小岩    2007年2月14日

種別表示ベースが幕時代の白から黒に変わった為、多少印象が異なる。


側面行先・種別表記もLED化した3717

青砥   2007年2月17日


回送の表記は行先表記部に表記され、種別表記部は非表記となった。
写真は1次車の3721

京成高砂    2007年6月13日


2007年9月以降は、2次車以降でも行先・種別表示のLED化を行った。
写真は3次車の3761

品川   2008年3月19日



行先・種別表示のLED化済の1次車は、2008年初頭より運行表示もLED化した。写真は3721

西馬込   2008年2月18日


2008年4月以降、8人掛のシート、及び優先席シート中央に棒を設置する工事が始まった。

3702車内にて     2008年6月23日



近況

3828・3838編成は6両固定編成で新3000形に混じり本線、および千葉線・千原線普通運用に就くことが多い。
他の編成は8両固定編成で、本線特急運用ほか京急線羽田空港に乗り入れる主力車両として使用されている。







京成3700形とほぼ同一設計でデビューした北総7300形


1991年3月、北総線2期線開業に伴い3700形1次車とほぼ同一設計の7300形8両固定編成2本を新製した。
北総初のGTO素子VVVFインバーター車となり、編成単位の新製は1979年の7000形以来12年振だった。
車号の振り方も第1編成は7301〜7308、第2編成は7311〜7318で、編成配置も3700形同様。編成名も都心・京急方の先頭車の車号をとり、7308編成、7318編成と呼ぶ。
機器面も電動車全てがTD駆動・東洋製主電動機となった点、新京成乗入対応のアンテナを設置した点以外は3700形1次車と同設計。


その他も外観・室内は3700形1次車とほぼ同一だが、新製時における差異は以下。

・外観は、帯をブルーの濃淡とした北総カラーにしたほか、北総開発鉄道のロゴを側面に配置。

・側面方向幕は北総7000形同様に黒地に白文字タイプの北総仕様。

・室内はシートをバイオレット色に、床面はライトグリーンとライトイェローの濃淡にした。

3700形と色違い、同一設計でデビューした北総7300形7308

京急川崎   1991年8月29日


北総7300形7312車内

2007年11月25日

車内はシートと床面の色が3700形1次車と異なっていた。
尚、シート生地は2005年前後に、京成3700形1次車で交換したものと同様にラベンダー色に変更した。写真はその後のもので床面色以外は3700形1次車と差異はない。




北総7300形、現在までの経緯


営業運転直後は、京成線・都営浅草線・京急線の4社直通運転を主に使用したが、1992年7月7日までは北総車新京成北初富〜松戸間乗入運用もあり(1992年7月8日、新京成線新鎌ヶ谷駅開業に伴い廃止)、稀に当形式を使用することもあった。
1992年秋以降、前述の通り新京成と乗り入れを廃止した為、無線アンテナを撤去した。

2001年3月に、従来の'Keisei'ロゴを残した上 'K▼SEI GROUP' ロゴを側面扉横に配した。

2004年〜2005年に室内でシートを京成3700形3858編成同様にラベンダー色模様入タイプ生地に変更した。それと近時期に外観正面運行表示をマグ方式からLEDに変更した。

又、2006年〜2007年に側面に転落防止幌を設置した。

2007年12月に新鋭の7500形のイメージに近付ける為、先頭車側面帯に加え、航空機の翼をイメージしたスリットを配したほか、新ロゴの HOKUSO を正面・側面に配した。

尚、7300形に関しては、純北総車であるため、京成車で行われた室内蛍光灯の昼白色から白色・飛散防止タイプのものへの変更は行っていない。


7500形同様のロゴを配した7311先頭部

泉岳寺   2007年12月28日

7500形同様のロゴを配した7311側面部

泉岳寺   2007年12月28日



先頭車側面に7500形同様に航空機翼をiイメージしたスリットを配した7311

泉岳寺    2007年12月28日











京成3700形のリースにより誕生した北総7800形


2003年2月、京成車として使用してきた3700形3801〜3808の8両編成1本を北総7800形7801〜7808と改番のうえリースした。該当した車両は1997年12月新製で、リースとはいえ新製5年で京成から除籍となり他の大手私鉄では例をみない珍しいケースだった。
リースにあたっては帯色を北総7300形と同色に変更、車号・社名表記変更のみで、室内は変化なかった。 側面方向幕も青地に白文字タイプで京成仕様のままだったが、後に7300形同様の黒地に白文字タイプ 北総仕様のものに交換した。
その為、北総7300形との差異は前面スカートの有無と内装のみになった。北総7300形続番扱いで無難だったが、北総側でリース車両は形式を分けることから7800形とした。そのため7300形7800番台と呼ぶ場合もある。


京成3808をリースした7808

平和島   2007年3月23日



7801の室内車号プレート

2007年4月2日

室内車号プレートもダークブルー地にグレー文字のものに変更した。
これは7300形と異なるタイプで、色はリース車であることを象徴している(京成3300形をリースした7260形も同色のシールタイプ)。




北総7800形、現在までの経緯

リース直後は種別・方向幕は京成仕様のままで側面方向幕も青地に白文字のままだったが、後に側面方向幕は7300形同様に黒地に白文字タイプに変更した。

7800形は元は京成車であり、京成宗吾検車区にて管理することが多い為、2006年3月に室内照明の蛍光灯を京成車同様に昼白色から白色・飛散防止タイプのものに変更した。

2007年11月に室内でシートを京成3700形3次車〜5次車同様にラベンダー色模様入のパケッドシートに変更したほか、転落防止幌を設置した。それと同時に新鋭7500形のイメージに近付けるため、先頭車側面に従来の帯に加え航空機をイメージしたスリットを配したほか、新ロゴ HOKUSO を前面・側面に配した。

尚、7300形で行った前面運用番号表示のマグサイン表示からLED表示への変更や、現段階で3700形で進行中の種別・行先表示のLED表示化は現段階では行われていない。

7500形同様のロゴを配した7801先頭部

矢切   2007年12月16日



7500形同様のロゴを配した7804側面部

矢切   2007年12月16日




先頭車側面に7500形同様に航空機翼をiイメージしたスリットを配した7801

矢切    2007年12月16日













車両データ



車歴表




京成3700形

車 号 製造 メーカー 備考
3701〜3708 1991年 3月 日本車輌  
3711〜3718 1991年 3月 日本車輌  
3721〜3728 1991年 4月 東急車輛  
3731〜3738 1994年12月 日本車輌  
3741〜3748 1995年 2月 日本車輌  
3751〜3758 1996年 1月 東急車輛  
3761〜3768 1995年12月 日本車輌  
3771〜3778 1996年 3月 東急車輛  
3781〜3788 1996年 3月 日本車輌  
3791〜3798 1997年 5月 東急車輛  
3801〜3808 1997年12月 日本車輌 2003年2月〜北総へリース。北総7800形7801〜7808と改番
3811〜3818 1998年11月 東急車輛  
3821〜3823・3826〜3828 2000年 1月 東急車輛  
3831〜3833・3836〜3838 2000年 2月 日本車輌  
3841〜3848 2001年 1月 東急車輛  
3851〜3858 2001年 8月 日本車輌   
3861〜3868 2002年 3月 東急車輛   





北総7300形

車 号 製造 メーカー
7301〜7308 1991年 3月 東急車輌
7311〜7318 1991年 3月 日本車輌





















主要機器 北総にリース中の車両は北総車号で示す




補助電源装置

補助電源装置 搭載車両
COV019-C0
(150kVA ・SIV)
3708〜3798・3818編成、及び北総車 7300形・7800形のT車(末尾3,6の車両)
INV094-P0
(150kVA ・SIV)
3828〜3868編成のT車(末尾3,6の車両)




空気圧縮機

空気圧縮機 搭載車両
C-2000ML
(2.002l/min)
各編成末尾1,4,8の車両
(6両編成の3828・3838は末尾1,8のみ搭載)





 制御方式・主電動機・駆動装置


制御方式 主電動機 駆動装置 歯車比 搭載車両
GTO素子
VVVFインバーター
TDK-6170-A
(130kw)
TDカルダン 85:14 1次車 3708・3718・3728編成の末尾 1,2,4の車両
2〜3次車 3738・3768・3788編成の各電動車
北総車 7300形・7800形の各電動車
GTO素子
VVVFインバーター
MB-5041-A
(130kw)
WNカルダン 85:14 1次車 3708・3718・3728編成の末尾 5,7,8の車両
2〜5次車 3748・3758・3778・3798・3818編成の各電動車
GTO素子
VVVFインバーター
TDK-6170-A1
(130kw)
TDカルダン 85:14 6〜8次車 3828・3848・3868編成の各電動車
GTO素子
VVVFインバーター
MB-5041-A2
(130kw)
WNカルダン 85:14 6次車、及び8次車 3838・3858編成の各電動車


※ 京成3700形に関しては、主電動機 上記4種を総合し、京成社内の社名で KMM-6170 と呼ぶ。




台車

台車 搭載車両
FS-547 3708編成〜3798編成・3818編成、及び北総7300形・7800形の電動車
FS-547A 3728編成〜3868編成の電動車
FS-047 各編成付随車(末尾3,6の車両)     



























車両アルバム







デビューから3年経った頃、スカート未設置時代の3701

菅野      1994年3月28日






















行先・種別表示LED化後の3708

京成上野    2007年4月7日
























行先・種別表示LED化前の3711

京成八幡    2006年10月13日
























行先・種別表示LED化後、近年の3728

大佐倉    2008年4月14日





















近年の3708

京成高砂     2008年6月21日

















都営5300形、ファイアーオレンジ時代の3300形と合流した3711

市川真間     1994年1月3日

撮影時はデビューから3年経った頃、スカート未設置時代で3700形も8両編成3本のみだった。























デビュー間もない頃の3718

谷津   1991年4月27日






















デビューから1年経った頃、スカート未設置時代の3728

船橋競馬場      1992年6月10日




















近年の3728

京成船橋    2008年8月14日

























行先・種別表示LED化前の3741

京成高砂    2007年2月4日
























市川真間駅を通過する 行先・種別表示LED化前の3731

2007年6月29日























行先・種別表示LED化後の3741

京成船橋    2007年11月23日
























行先・種別表示LED化前の3751

千住大橋    2007年3月26日

























行先・種別表示LED化後の3758

京成八幡    2008年1月23日

























行先・種別表示LED化前の3761

国府台〜市川真間    2007年3月3日


























行先・種別表示LED化前の3778

宗吾参道〜公津の杜     2008年4月14日


























下り高架化直前、地平時代の京成船橋駅を出た行先・種別表示LED化前の3788

2006年6月13日



























行先・種別表示LED化前の3768

品川    2007年1月8日


















京成曳船駅を通過する行先・種別表示LED化後の3778

2008年6月29日























行先・種別表示LED化後の3788

京成高砂      2008年5月21日























江戸川を渡り上野へ向かう行先・種別表示LED化後の3771

国府台     2008年8月2日
























雪の日、京成高砂駅に到着した3818

2008年2月3日



















平日ラッシュ時、通勤特急運用に就く3841

京成高砂     2008年4月8日
















千葉線運用に就いた6両編成の3838

みどり台    2007年8月5日